雑 想


12月3日

同僚の女の子が首を寝違えたとか。

当然動かすと痛いので、
右を見るときも上体ごと、左を見るときも上体ごと、
下に落ちている物を取るときは垂直移動しながらかがんでます。その動きはまるでロボット。

ぶっちゃけできのいいASIMOのよう。

両目の下に

   目     目
  ・h・    ・h・
  ・h・    ・h・
  ・h・    ・h・

こういうのを描きたくなりました。



12月5日

うちの店で「なくなりやすい物」

第三位:季節の鉢花  ・・まぁ花屋ですから、なのになぜかの第三位。

第二位:報告書の用紙  ・・発注の時に担当の人が気が付かなければ、そりゃなくなるよ。

で、堂々の第一位は


第一位:ボールペン


二位以下を大きく引き離しての第一位。
買っても買ってもなくなります。忙しいときに限ってボールペンがないってことが頻繁にあります。
私がこの店に来てから間違いなく20本以上のボールペンが謎の失踪を遂げています。

普通に考えれば誰かの家に、メーカーも形も機能もバラエティに富み、かつ尋常ならざる数のボールペンがあることになります。いつか誰なのかつきとめてやる。

で、今日もボールペンがなくなったこともあり、
パートさんが帰りに買ってくると。

「Killyさん、今日帰りに文具屋さん行くけど何かいるものある?」

「私が本当にほしいものは文房具屋には売ってませんから特にいるものはありません。」


















































” ̄□ ̄)!?

















12月19日

去年から何度が配達に伺っていたお客様が、本日亡くなられたそうです。
自分でも思った以上にショックを受けてます。
来年の春のモッコウバラは見れなかったんだなぁと思うとつらい。



12月20日

モッコウバラは地植えにすると数年は花つきが良くないか、花が付かないことがあります。
数年してある程度株が大きくなると、いきなり溢れんばかりに咲き始めます。

今年の春。

サントリーのサフィニアを植え込んだものを数鉢配達した際のこと。

そこのお宅はアーチにキモッコウバラを這わせており、しかもかなり多くの花芽がついていました。
まだまだバラ駆け出しで、地植えの大株になったモッコウバラをまだ見たことなかった私は、初めて見る大株に興味津々。

サフィニアの育て方等を少しそこで話した後、気になっていたモッコウバラに話を移しました。

そのモッコウバラは植え込んで3年目。

初めて今年になって初めて花芽を付けたそうです。


その方は癌を患ってました。


今まで病院だったのでお庭を手入れすることができず、徐々に荒れてはいったけれども、別の箇所に癌が発見され、余命1年を告げられ、失意で久しぶりに帰宅したところ、今まで全然咲かなかったモッコウバラが、もう切ろうかと思っていたモッコウバラが、驚くほど咲いている、と。

ものすごく生命感溢れるその姿に、「庭を綺麗にしよう」と思ったそうです。

私の叔父も最初の癌は摘出して、何年かして別の箇所に癌が見つかり、それから約1年くらいして亡くなったことを思い出し、その方と何かがダブって見え、そのお客様の言う余命1年を聞くと、思ってはいけないと思っても「ああこの方は・・・」と思ってしまったことを思い出します。

「自分はいなくなるかもしれないけれど、庭は残るから。」

私が配達した日は余命の話を聞いてまだ約1週間くらいしかたってないときでした。「庭は残るから」と語ったときは、気持ちが溢れたのか涙目だったのを覚えています。

残った時間を庭に捧げている。

本当の意味での命がけだと思った瞬間から、ただ育て方を聞かれて答えるだけなのに必要以上に責任感を感じてしまいます。

私たち花屋の仕事は販売業ですから、アフターケアがあるとしても、基本的には商品であるお花がお金に変わればそこで一応の終わりです。が、実際は花にも買われた方にもそこから先に物語があるわけで、その方の一言一言がその見えない物語を私の想像力に訴えかけます。

どれだけ喜んでいただけるか、どう喜んでいただけたのか。

この仕事の意義、というか仕事をするという意味すら考えさせられます。
この出会いは私がこの仕事を辞めたとしても価値あるものだったと今は思います。

本日はご葬儀、教会で行われるとか。店長がお棺のまわりの花を飾りに行きました。当然仕事ですから参列はできませんでしたが、かなり綺麗に飾れたとか。

どれだけ喜んでもらえたのか。亡くなるまでしっかり生きて生きて生きて逝かれたのか。

ご冥福をお祈りします。



12月24日

クリスマスイヴ。良い子はそろそろ寝静まる時間。

サンタでも捕まえに行こうかと思います。
全国の子供たちに配られるプレゼントを独り占め。

なんてことをファミレスに座り、一人考えてました。



12月25日

今年のクリスマスも何事もなく過ぎ。

いや、
今年のクリスマス何事もなく過ぎ。

聖夜も11時を過ぎようという時間に正月用の切花を入れ込んでいます。

家に帰ったら、あ・・・明日になる。

まさにナイトメア・アフター・クリスマス

本当の悪夢はクリスマスの後にやってきます。

いっそ某人形映画のように映画化しよう。
主人公は「カボチャの大王」ジャックに対抗して「モヤシの大王」Killy。
この映画をもって癒し系かつモヤシ系としてのポジションを確立しようと思います。

ちなみに同時上映は「チャングムの呪い」
子供から大人まで楽しめる本格的ホラー。
どこが見せ場なのかわからないところがマジ怖ぇ。



12月28日

門松地獄。

今朝から門松を二件分配達し、昼から門松を含め3件分配達。

休みにもかかわらず!!

いいの。来月からは休みが増えるから我慢するの。休めるかは別の話だけど。



12月29日

さらに配達地獄。

12時までの時間指定つき配達を11時から3件配達。全部門松。

ヒザ殺しだ・・・。

そして道すがら3件配達の後、配送の出し忘れを配達。
店からの遥か東方、直線距離にして約190km。
出発から店に着くまで約4時間半。山を一個と丘を一個越えました。

途中襲い来る眠気に対抗するため「あずさ2号」「風になりたい」等など全9曲を熱く熱唱。

なんとか睡魔には打ち勝ち風にならずにすむものの、

眠気覚ましになればと思い付けていたラジオから、いつの間にか流れているNHKの株価報告。

いや株価詠唱といってもいい。

抑揚なく、ただひたすら読み上げられる株価。
ひょっとして聞く人が聞いたらドラマチックな展開があの淡々とした語りの中にあったのかもしれませんが、私にとってはただの呪文。

ものの見事に睡魔を召喚。

眠りの国からこんにちは。・・・せっかくお帰り願ったのに・・・。
再びソウル溢れる熱唱を3曲。こっちも必死です。

師走とはいえ、時速5〜60kmで走り回ることになるとは。














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