雑 想
3月1日
20代最後の1年となりましたKillyです。
そう誕生日だったんですよ。昨日が。
月末ですし日中はバタバタしてたんで、夜になってから誕生日なんで祝ってくれと上司に請求したところ部長にも店長にも笑いで返されました。
いやいや私の誕生日は冗談やギャグではないんですが。
私ももう29です。
そんな私のために「博士が愛した数式」的ハートフルな誕生会を、今自分で企画して一人飲み来ています。
十分楽しいですが、それが何か?
3月7日
健康診断を終えた後、近くの博物館で催されている「若冲と江戸絵画展」に行ってきました。
健康診断は大体問題ないはずなんです。あえて言うと体重?
毎年のことなんですが、今年は前年の46.5sを大幅に更新して44.1sに。
おいおい、これって成人男子として大丈夫なのか?とさしもの私も戸惑いましたが、
一番ショックだったのは「Killyさん、何なんですかこの体重。42.195キロでも目指してるんですか?」
と言われました。それはキログラムではなくキロメートルで目指すものですよ。
その他にも、
レントゲンと撮り終わった後、
出てくる時にあまりに着崩れていたので「中で何かあったの?」って言われたり、
「検尿のコップを、そんなコーヒー持つみたいに颯爽と持たんで下さい。」と言われたり、
と、行く先々、みんなでそんなにイジらなくてもいいんじゃない?
で、本題は若冲。
皆さん知ってます?伊藤若冲。私は江戸絵画にはそれほど興味はないのですが伊藤若冲の作品はどうしても現物を見たかったので、前から行きたくて仕方なかったわけです。
で、今回行ったことでの最大の収穫は江戸絵画にも興味が持てたこと。
特に虎が面白い。
色んな猛虎図があるわけですが、ユーモラスな躍動感にぞっこん。
当時生きた虎なんて日本にはいないものですから毛皮もとに描いたそうです。
なるほど、もはや生きてはいない毛皮に、虎に近い猫の姿を基にして、見るからに力強そうな雰囲気を出すために躍動感やら生命感を投入したら、あんな感じになるのかなって気がします。
分からない部分は想像で描くしかないので、特に目は人によって様々です。たしかに毛皮に目はないものね。
ホントは若冲の鳥獣花木図屏風のオリジナルが見たかったのですが、
「紫陽花双鶏図」
心を奪われてしまいました。
わりとのっぺりしていて平面的な感じの絵なんですが、鶏の躍動感、鶏の羽根の一筋まで見て取れる描写に驚き、図の下方にあるバラを見た瞬間もはや目が離せなくなってしまいました。
あ、黒星病だ。
あの葉の黒い斑点は間違いない。
すげぇぜ若冲。ルドゥテですらそこまで描いてないんじゃない?
伝統的絵画に見る「病気の美」。江戸時代の人たちもきっと黒星病やうどんこ病に悩まされていたんだろうなぁと思うと俄かに当時の人たちが身近に。
黒星病まで描く描写力・・・
となると気になるのはバラの品種。なんだろう。
古くはノイバラ等の棘のある植物は茨(ウマラまたはイバラ)と呼ばれており、
江戸時代辺りから西洋のバラが入るにあたり花茨という位置づけがされたそうです。ただそれ以前からも中国産のオールドブラッシュ等はあったそうなので、けっこう幅広いんですよね。
余裕があったら調べますが、
きっとこのホームページ見てる人の大半は興味ないんだろうな・・・と。
3月10日
猫の遺体が見つかりました。
3月11日
今日お客さまからこんなものを貰いました。

エアーポテトです。
「これ食べられるんですけど、何なんですか?」と聞くために持ってこられたそうなのですが、
普通は何なのか確認してから食べるよね?
と思いましたが胸にしまっておきました。このお客様かなりの兵です。
私も少し前に「園芸通信」や「ペットプランツ」という本に載っていたのを読んでいたんで分かりましたが、売り場の誰も知りません。
店に入荷することはほとんどなく、通販のカタログでたまに見かけるくらいの結構マニアックな植物なのですが、たくさん採れたのでとお裾分けということでしたので、とりあえず私も何個か貰ってみました。
ちなみにコレ、ヤマイモの仲間で画像の物体はムカゴになります。
何でも食感がジャガイモのようなのだそうで、
食べ方は「園芸通信」を参照すると「お焼き」や「味噌汁」等が載ってました。
へぇ〜、それってジャガイモ食べてればいいんじゃない?と思えてくるところが不思議です。
今度食べたらまた感想を書きますね。
なお1個植えてみようかとも思ってます。ヤマイモみたくなるので芋ができたりツルが茂っちゃったりするんですけどね。
3月12日
昨日のエアーポテトで思ったのですが、私、園芸店店員なんですよね。
バラ以外にも毎日色んな花に接しているんですから、
これ読んでいる方々にとって何かプラスになるようなことを書いていくのなら花のことを書けよ、ってわけです。1年以上経って気づきました。ごめんね。
で、これからはちょこちょこバラ以外の植物もこの雑想に載せていこうと思います。
で、何から載せようかなと思いましたが、
数年前から人気が上がってきてブレイク中のクリスマスローズについて、
店にもたくさんありますが、ハードな収集家の方は毎日見に来られてます。
何の仕事をされているのですか?
さすがに聞けませんが、それくらいの収集家の方もいます。
さて、このクリスマスローズ。
キンポウゲ科のHelleborus(ヘレボルス)属の多年草なんですが、本来は下の画像、

Helleborus niger
ヘレボルス・ニゲル/ヘレボルス・ノイガー
これが本来のクリスマスローズで原種、日本の暖地ならクリスマス過ぎて、大体1月くらいから咲き始めます。花は白(薄ピンクもある)で横から斜め45度上を向いて咲くのが特徴。11月くらいに古葉を切り取っておかないと葉っぱの下のほうで咲いたりする、中々の曲者です。
そして今人気がでてきているのは、




オリエンタリスを主として改良されてきたHelleborusk×hybridus(ヒブリダス/ガーデンハイブリッド)です。カラーバリエーションが豊富でコレクター魂をくすぐります。株分けでドンドン増やすというわけにはいかない植物なので、特に劣勢形質で表現型として表れにくい八重咲き(ダブル)や半八重(セミダブル)は花の雰囲気も良いですが値段も良い。最近ではメリクロン苗(クローン培養の苗)が出回ってますので少しは手ごろなのもあります。
上の画像のうち下二つは昨年購入した私のダブルのクリスマスローズ。
実際は色の入り方がベインでどうだとか、ピコティでも糸ピコだとどうだとか、蜜腺(ネクタリ)がダークネクタリだとどうだとかそういう世界がある花です。興味がある人は調べてみてください。あんまり詳しく書くと一冊の本になりますので・・・。
簡単に説明すると左上はミヨシの「ルーセブラック」、丸弁黒花は寒いと色が濃く深くなり表面にはほんのり粉を振った(ブルーベリーのプルームみたいな)ようになります。
右上が同じくミヨシでトルカータスの血筋の八重咲き小輪多花性の「パーティードレスグループ」から「エレガンスホワイト」、丸弁でスポットがかわいいです。
左下は実生で、丸弁の赤ピコティですが花弁の中心の方までベインのように色が入ります。
右下も実生で、剣弁八重咲き、購入時は淡目のピンクのでしたが購入後一ヶ月にはこんな花に、購入時には全然見えなかったスポットがかすかに見て取れます。
なお、花に見える部分は一般的な花で言うところのガクに相当します。なので中心にある雄しべが落ちても残っており、次第に退色し緑色に変わります。また温度が低いときは色は濃く、暖かいと淡くなりますので、購入時に置き場所の状態等をよく見ておくか、店員さんに聞いてから購入することをお勧めします。でないと一ヶ月の花が全く異なる花になってることもあります。(特にピンク系)
原種好きという方はリビダス アーグチフォリウス フェチダス等もよく入荷します。
下の画像はアーグチフォリウス。

ちょっと難しいですが中国産のチベタヌスなんかもちょっとおしとやかな感じがして中々いいです。
植え替え適期は春と秋。冬の間が生育期で開花期。秋以降からは肥料を与えていきましょう。
庭植えなら落葉樹の下、つまり冬は日当たり・夏は日陰という環境を作ってあげるといいです。私のようにベランダしかない方でも鉢で十分育てられます。直根性で根が下のほうに伸びやすいので深鉢タイプの素焼き鉢に植えてあげると夏場の管理がしやすいです。
3月14日
最近トイレが汚い。
汚れ方が尋常じゃないのでマナーが悪いとかいうレベルじゃなく
踊りながら用を足しているのではないか?
と疑うほどです。
人生で一番長くいる個室だかなんだかとトイレ川柳で詠われる場所。
トイレとは、世知辛く慌しい世界からのほんの一時の離れられる場所、自分と向き合える数少ない場所のはず。(?)
これ以上トイレダンサーが増えないことを祈ります。
3月15日
人間には狩をする本能があると思うんです。
本能に刷り込まれた獲物を狩るという衝動。
人間社会において、どちらかといえば「狩られる側」の私にもこの本能があるようです。
そう、
潮干狩りに行きたいのです。
とてつもなく潮干狩りに行きたい。
たとえ獲物は動きの少ない貝とはいえ立派な狩りです。もう植物はいいから海に行きたい。
というより幼少期に祖父に年に一度は連れて行ってもらった家族行事的なものがあったので、一人暮らしを始めてから無性にこういうのに行きたくなるようになりました。
一人でも潮干狩りに行くのもどうかと感じてますが、現地でおばあちゃんや家族連れに混じって一人狩りに勤しんでる時は、「あぁこんなところでも私はマイノリティなのね。」と思ってしまいます。
今年はどこへ行こうかな?
3月18日
どうも「ビタミンと食物繊維は売り場から」のKillyです。
2ヶ月前に見本として植えたイタリアンパセリやグリーンマスタード、レッドマスタードがメチャクチャ元気になってきたので、朝や夜にそのまま売り場からちぎっては虫のように食べてます。無農薬万歳。
ムシャムシャ食べながら、
これじゃあ、売り場で一番の害虫は私だね。
ということに気づいてしまいました。
来週辺り駆除されているかもしれません。
さてということで今日はイタリアンパセリ。ハーブですね。

普通のパセリと同様にセリ科オランダゼリ(ペトロセリヌム)属の二年草(学名でいうとPetroselinumu crispum neapolitanum)。つまり翌々年にはダメになってますので新しく苗を購入するか播種しないといけません。
夏には葉が固くなるので外側(古い葉)からまめに収穫して新しい柔らかい葉がでるようにするといいです。料理に使う場合は長く加熱すると香りが飛びますので、普通のパセリと同様調理の最後の辺りで入れてください。
お勧めは上にも書いたリーフレタス、グリーンマスタード、レッドマスタード、ルッコラ(ロケット)等を何種類か植えておくと、一通り千切るだけで一応サラダが成立します。
最近ではこれらの種が混じった「ベビーリーフ」という種も売られています。
3月23日
春です。様々な命が一斉に芽吹き春を謳歌します。
特に雑草。みるみる伸びる。
ヴィヴァルディの春(特に一楽章のVn soloの辺り)が聞こえてきそうです。
でも実際はそんなのんびりしたものじゃなく、
この前取ったばっかりなのに!とブツクサ言いながら取ってます。心に余裕がありません。
雑草だって同じ生命。ヨモギだってススキだってポットに植わってりゃ商品なんですけどね。
男一匹。黙々と駐車場の端から。
ブチブチ・・・バサッ・・・・ブチブチ・・・・バサッ・・・
私もうすぐ30になるんですよね。
ブチブチ・・・バサッ・・・・ブチブチ・・・・バサッ・・・
あれ?

ムスカリだ。
駐車場ですよ?ココ。
すげぇ、さすが花屋ともなると生えてる雑草も違うよね。
後ろのホトケノザもピンクのかわいい花をつけターシャ・テューダー女史も顔負けのナチュラルガーデンの様相を呈しています。ま、駐車場ですが。
というわけで今日はムスカリ。
ヒヤシンス科の球根植物。
画像のものはおそらくムスカリ・アルメニカム。
別に花姿から同定したわけではなく、一般的に出回っている青花のムスカリはアルメニカムがほとんどだから。
なんで駐車場に生えているかは分かりませんが、チューリップのように球根を掘り上げる必要がなく植えっぱなしでも大体毎年花を咲かせるかわいいやつです。別種として黄花や白花なんかもありますが今回画像がないのであまり触れずにおきます。
ちなみに植えっぱなしでもOKですが、よくある質問で、
「ラーメンのごと葉が伸びてだらしない。店のみたいに短くならない。」
というのがあります。
葉がコンパクトな状態で花を咲かせたい場合は、球根を植えっぱなしにせず葉が枯れた後堀り上げ、涼しい風通しの良いところで保管し、少し遅め(12月か翌1月の寒い時期)に植えつけると、葉が短い状態で花を咲かせます。
球根が出回る時期(10月近辺)にすぐ植えつけたり植えっぱなしにすると、先に葉が出てきて、葉だけが先に成長するため花が咲いている時期には葉が伸びているという状態になります。
詳しいでしょ?試しましたから。
3月30日
県内でも交通安全で結構有名な神社の近くでカフェをオープンするとかですが、
その神社までの道から少し外れる上に、
びっくりするくらい田舎感のある場所で、
看板もありませんでしたし、
迷うほど道なんかないのに配達する時もどこかさっぱりわからなかったわけです。
大丈夫なんですかね?
古民家を改築してカフェにして知る人ぞ知る店にしていくのかもしれません。
その時撮った画像がコレ。

ほら、わかんないでしょ。
ていうかカフェなんてあるとは思いもしません。
結構私好みではあるんですけどね。
4月2日
休みがてら、3日前に配達したスタンド花の回収に。
そして目的は潮干狩り。オレはやるぜ。
とりあえず昼まで働いて、それから回収へ。
この前のカフェは金・土・日のみ営業らしく誰もおられないので、とりあえずスタンドを車に詰め込みます。そして河口へ。
海
潮風を受けながら「なんか帰ってきた感じがするね。」と一人感じ入ります。
そして私は抜かりない男。ちゃんと下調べもしています。
ちなみに今日は小潮。
メチャクチャ潮干りに向かない日です。しかも干潮は5時くらい。
かなり時間があるので周辺をブラブラ。
アサリが採れなかったときのことを考え周辺の岩からムラサキイガイを引っぺがし捕まえておきます。ムール貝の仲間だし食べられるはず。
近くを通った親子連れが不信そうな顔をしていましたが、きっと「今日は潮が良くない。」と思っていたに違いありません。小潮ですから。
そんなこんなで本当に貝が採れるのかどうかもわからないのに5時まで待ち、
後はただ掘って掘って掘りまくり。意外と大粒のアサリが採れました。
車に戻り、これが私の休日かぁ・・・と思いながら夜の海を1時間近く眺めていました。


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